年末のご挨拶も出来ないままに、早1月も、過ぎてゆこうとしています。
おかげさまで、全員元気に、新年に顔を揃えることが出来ました。
故郷や実家で、久しぶりの家族だんらんを過ごしたもの、
新婚生活を楽しんだもの、箱根駅伝に沿道から声をからしたもの、
ボーリングで早くも体力使い果たしたもの・・・それぞれですが、
2日から編集機の前には、何人かが座り込むという、いつもの光景も
繰り広げられていました。
昨年のわが社にとって、一番大きな出来事は、哀しいことですが
やはり、平君の事故でした。
あまりにも突然の出来事に、正直、今もまだ信じられないような思いが
続いています。
しかしながら、彼が取り組んでくれた放送大学の仕事に対して、
担当してくださった放送大学の方々が彼のご両親に届けてくださった
心のこもったお手紙に、平君の真摯な仕事ぶりがしのばれ、
胸が締め付けられるような思いでした。
姿が消えた時、誰かが思い出し、涙を流してくれるような生き方を、
果たして自分はしているのか・・・
そんなことを改めて考えさせられる、出来事でもありました。
新しいメンバーも二人加わってくれました。
新人二人は、放送大学の仕事に取り組みつつ、Eテレジャッジ「禅ガール」や
「プラネット観光タクシー」のフロアディレクターとして、
ロケハン、衣装の準備、スケジュール調整、はてはモデルまで・・
右も左もわからぬまま現場に放り込まれ、泣き言も言わず、頑張ってくれました。
視聴者のジャッジで勝敗の決まる本番には、床屋に行き、洋服を新調した
ディレクター本人も登場。
笑いをこらえつつも、久々に、手に汗握り、ドキドキしました。
ご出演してくださった「チョコレートプラネット」さんの、プロ意識にも
教えられることが、たくさんありました。
年末の忘年会は、若手メンバーの発案で、社内開催となりました。
忙しい中、渋谷中を駆け巡り、美味しいパーティ料理や珍しいお酒を揃えてくれました。
余興の「人生ゲーム」では、
思いがけずそれぞれの人生観が浮き彫りとなり、笑ったり、ちょっと凍りついたり・・・
わが社の昨年一年を流行りの漢字一文字で表すなら
「迷」でしょうか・・
あらゆる決断に迷い、模索し続けた一年であったように思います。
それぞれがそれぞれの場面で出した結論が、よかったのかどうかわかりません。
ドラえもんは、選択肢に迷った時
それぞれの未来を15分予想できるという
「コースチェッカー」を持っています。
どちらを選んでも災難が降りかかるという結果に頭を抱えるのび太に、
ドラえもんは言い放ちます。
「障害があればのりこえればいい!道をえらぶということは、かならずしも、歩きやすい
安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ!」
今年も波は高そうです。
でも、力を合わせて、乗り越えていかねばと思います。
『慣性の法則』に従い、走り続けることも大事だけど
でも、たまには息抜きしつつ、木々の風音にも耳を傾け前向きに進んでいきたいと
思います。
昨年も、たくさんの方に支えていただきました。
落ち込みそうになると、美味しい梨や林檎に葡萄、新米や手作りケーキが届いて
笑顔になりました。
力尽きそうになると、あったかいメッセージが届き、じんわりと力がわいてきました。
ありがとうございました!
遅ればせながら
今年もご声援、どうぞよろしくお願いします。
yuki