2015年06月

taitle
『Eテレ・ジャッジ』7月対戦に、
オフィスラフト「プラネット観光タクシー」が登場します。
5月の「禅ガール」に引き続き2回目の挑戦です。
七夕の夜の放送を前にダイジェスト動画が公開中です。

タクシーで宇宙へ行くこの番組、
宇宙映像は、全て国立天文台開発のソフト「Mitaka」を使用しています。
「Mitaka」はこちらからダウンロード可能です。
 
この「Mitaka」を操作すれば、
地球を出発して、太陽系を越え、宇宙の果てまで、自由に移動が可能です。
しかも、星の軌道や自転の速度など、時間もコントロールできてしまう・・・
四次元宇宙を意のままに操れる"神”のソフトウェアなのです。 
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Mitakaの操作は新人のINU君

今回、「プラネット観光タクシー」制作のため、
天文台の渡部潤一先生に監修をお願いしました。
さらに、「Mitaka」の使用をお願いするべく、天文台の
四次元デジタル宇宙プロジェクトの福士比奈子さんを訪ねました。
私は5年ほど、放送大学の宇宙番組に携わっているのですが、
天文台のCGを使用する際は、いつも福士さんが丁寧に対応してくれるのです。
さらに、今回は福士さんの取り計らいで、
「Mitaka」開発者である加藤恒彦さんとも、お話することが出来ました。

お話して驚いたのは、「Mitaka」は天文学者でありプログラマーでもある加藤さんが、
ほぼ一人で制作されているとのこと…、まさに宇宙の創造主です。
勿論、宇宙は一日にして成らず…。
2003年に一般公開されてから、バージョンアップを積み重ね、
今も「Mitaka」の宇宙は進化を続けているのです。
銀河2
                     天の川銀河  ©2005 加藤恒彦, 4D2U Project, NAOJ

そんな福士さん・加藤さんに、番組内容をお話ししたところ、
良い機会だからと、「Mitaka」に新機能を搭載してくれるとのこと!
早速1か月後、搭載された新機能の映像には驚かされました。
銀河の中心にある謎の天体が加わっていたのです。
はたしてどんな映像か、詳細は是非、番組をご覧になって、確かめてみて下さい。

さて、「Mitaka」と並ぶもう一方の主役は、
宇宙を旅するタクシーの運転手と乗客です。
二人を演じるのは、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」。
人気急上昇中のチョコプラですが、
実は、もともと宇宙が大好きで、名前にプラネットと冠していました。

チョコプラのリアルかつ軽妙なやり取りと、「Mitaka」の精緻な宇宙映像。
強力な両者を掛け合わせた「プラネット観光タクシー」。
是非、皆さんも乗客になった気分で、
深遠な宇宙の魅力を楽しんでいただければと思います。
そして番組を見た後、「Mitaka」を操作し、タクシーの軌道を追いかけてみてください。
 
dosei

7月7日火曜 
Eテレ・ジャッジ 23:25~23:55
「プラネット観光タクシー」
第1話 「天の川へ」

果たしてジャッジやいかに…。
応援、よろしくお願い致します。

G.I

関東は、先週梅雨に入りじめじめとした日が続いています。

その梅雨入りの翌日、
会社の「仮設映画館」で
あるドキュメンタリー映画を見せて頂きました。

「地球のステージ ~ありがとうの物語」

ご存じの方も多いかも知れませんが、
20081月に完成した、オフィスラフト制作のドキュメンタリー映画です。
東チモールやフィリピン、クロアチアなどの
紛争地域や貧困地区で医療活動を続ける山形県の精神科医、桑山紀彦さんの
姿を追った映画です。

画面に映し出される過酷な現実の中で、
一生懸命生きる子どもたちの笑顔と、
前向きな姿に大きな勇気をもらいました。

世界には、こんな風に一生懸命生きている子どもたちが大勢いるー。
意識しなければつい忘れてしまうほどに、世界のことに無関心になっている自分がいたこと、
そして、快適な環境が整った日本の生活が、
当たり前のものになってしまっている自分にも気が付きました。

映画の中で特に印象に残ったシーンがあります。
それは、カンボジアの少年・リエムが
雨の水を嬉しそうに飲むシーンです。

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「地球のステージ ~ありがとうの物語」より


リエムは、地雷で左手を失いました。
リエムのお父さんは家族が一緒に楽しく生活できるように、と新しい土地と家を買いました。
しかし、その土地には無数の地雷が埋められたままになっていたのです。
その被害を受けてしまったのが、幼いリエムでした。

リエムは残された片手を使って、家の水汲み仕事を手伝います。

そのリエムが好きなのは、5月~11月の長い雨季―。
水汲みの仕事もおやすみ。
きれいな水も思いっきり飲めるのです。

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「地球のステージ ~ありがとうの物語」より

日本の梅雨―
洗濯物は外には干せないし、雨の対策も面倒・・・と、
快適な生活になれてしまった私は、ついつい文句を言いたくなります。

でも、リエムにとって、この雨は恵みの雨かもしれません。

そう思うと、この湿った空気も、草花を元気にさせ、キラキラと輝かせる雨も、
大事な贈り物のように思えてきて、雨が少し待ち遠しくなります。

今年の梅雨は、リエムの笑顔のおかげで、
ほんの少しだけでも、世界を近くに感じられるようになれるかもしれません。

Chiba


 

会社を10年以上続けていると様々な事態に遭遇します。

社員の結婚、離婚、出産、病気、退職

思いもかけない打ち明け話や、想定外の要望・・・

でも

これほど悲しい出来事はありませんでした。

 

平君は、四年前、わが社に入社しました。

専門の政治学だけでなく、あらゆる分野への博識ぶりと、誠実そうな人柄に

一回目の面接で、入社が決まりました。

学問好きの彼に、放送大学の仕事はぴったりはまり

一年間の下積みFD業の後、ディレクターとして

放送大学の授業番組制作に、邁進してくれました。

 

ディレクター業のみならず、わが社の力仕事を一手に引き受け

特に運送屋さんでのアルバイト経験を生かした、大掃除の時の働きっぷりは

あっぱれでした。

ベランダ菜園の、最初の土台作りをしてくれたのも彼でした。

泥まみれになって土をふるい

朝顔のポールを立ててくれました。

そんな彼が、イギリスの政党政治を勉強するため、留学したいと言ってきたのは

一年前のこと。

申し訳なさそうに、何度も“すみません”と

繰り返しつつも、強い意志を持っていました。

普段はTシャツ短パン姿の彼は、それを伝えるため

わざわざ、スーツを着てきたのです。

 

丁度そのころわが社では、翌春、出産予定のスタッフから

「産休後も、1年間お休みしたい」との申し出があり、

弱小企業のわが社としては、2名の空白に

正直、途方にくれました。

 

でも

彼の夢を断つわけにはいかないと、新たにスタッフ募集を始めました。

幸運にもいい人たちに巡り合い、喜んだのもつかの間・・

その中の一人が、新年度のスタート直前になって、病気のため急きょリタイア

することになったのです。

クライアントへの、信頼、責任・・・

またまたわが社は崖っぷちに立たされました。

 

そんな惨状を見かねてか

彼は留学を一年延ばしてくれることになりました。

それから一年・・・

かれは再び、放送大学の仕事に、誠実にがむしゃらに、取り組んでくれました。

同時に近所のジムに通い、留学に備えての体力づくりを始めました。

 

そして、今年三月

平君は晴れて(?)退社。

秋の留学準備のため、ご両親の住む、故郷福岡へと旅立っていきました。


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そんな彼が、福岡市内を自転車で走行中、急発進の乗用車に巻き込まれ亡くなった。

信じられない知らせが突然届いたのは6月初め

とるものもとりあえず、福岡に飛びました。

ロケの時、いつも雨になる雨男。

この日も、福岡は雨でした。

 

遺影の彼は、いつも通り、Tシャツ姿で笑っていました。

お父様が、ご挨拶の中で、こうおっしゃってました。

33歳で親に先立つ・・それは、親不孝かもしれない。

 でも、この33年で進之介は十分に親孝行をしてくれました。」

 

平君が福岡に帰る前の日、社長と三人でお寿司屋さんで吞みました。

彼は、自分のこれからより、出ていく会社のことを一生懸命語ってくれました。

社長は、息子のようにかわいがっていた平君に

ちょっと酔いも手伝って

“平クン、いつでも帰ってこいよ~”“今でもいいぞ”

そう話しかけていました。

彼は、“いやぁ~・・・”と、困ったような顔で、ちょっと嬉しそうに笑っていました。

 

いつも通り、自転車で走り去る彼の後姿を見送りながら

社長が、ぽつんと、言いました。

“ボクは、あいつとこれまでどこかに行ったとき、一度も自分でドア開けたことなかったなぁ・・・”

 

そんな男でした。

 

201411月に彼の書いたブログがあります。

論文は得意なのに、エッセイは照れて、ちょっと苦手だった彼の

最初で最後のブログになってしまいました。

その中にある、もう一度、「隠岐の星空」を見るという願いは叶わなくなってしまいました。

彼が、星になってしまったー。

 

叶わないと知りつつ、言ってしまう。

“平君、帰ってこいよ~”・・・と

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社内が禅ガールのO.A.でドキドキしていたころ、

我が社では、毎年恒例の、ある作業が行われました。
その作業はというと・・・

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ベランダ菜園です!!

ここでのベランダ菜園は、私がラフトに来てすぐ始まりました。

3年前、就職活動中の私は、専門学校の先生に、

「オフィスラフトっていう会社があるけど、ちょっと一緒に話聞きに行ってみる?」

といわれ、オフィスラフトがどんな会社で、

どんな仕事をしているのかも分からないまま軽い気持ちで見学に来ました。

しかしそれは“話を聞いてみる”ではなく、

社員の皆さんに囲まれての囲み面接。

「そういえば、履歴書を送ってほしいって言われて送ったな!」気づいた時には遅く、

「あなたね、こんな履歴書だったらどこにも受からないわよ?

 内容が全く無い!!この写真もダメ!もっとちゃんとしなさい!!」 

・・・怒られていた。

恥ずかしくて、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、

先生方2人としょんぼりしながら帰宅したのを覚えています。


コテンパンに怒られた私が、なぜラフトにいるのかというと・・・。

面接で散々だった私は、家に帰ってすぐ、
お礼と、期待に添えなかったお詫びのメールを先生に送りました。

そのメールを先生がオフィスラフトに送ってくださったのです。
メールを見たラフトの方々は、
「あの子が、こんなに心のこもった礼状を書くんだ」と感心(?)、
一転して採用してくださったと聞きました。

そんな私のラフトでの最初の仕事が、ベランダの朝顔を育てる事でした。

この朝顔には、骨髄移植を待ち、

懸命に病気と戦った少年の想いが込められているということで、

「会社でも育ててあげよう!!」という社長の一言で、

ベランダ菜園の役割が回ってきたのです。

朝顔を育てるなんて、小学生ぶりで、少し不安はあったものの、

ぐんぐん伸びていく朝顔に喜びと愛しさを感じました。

日照りが続くと心配し、風が吹いても心配して。

わかったことは、朝顔は強い植物だ!!

どんな状況でも、へこたれることなく、頂いた17粒全てが花を咲かせてくれました。


翌年、花もいいけど、団子、、、美味しいものも育ててみたいなぁーと

欲を出した私は、野菜の栽培にも挑戦。

トマト、オクラ、おかわかめ。

「自分たちで作った野菜って、こんなに美味しいんだ!!」

スーパーで買うより不格好で、少し固かったり、傷があったりしましたが、

どんな高級スーパーの野菜よりも、私は好きです。

そんな喜びを求め、今年もたくさんの植物を植えました。

今年は今までの中で最も多く、13種類の植物を育てることに。
1~4
6-9
10-12

くちなしは今年で2年目。

昨年、いも虫の被害にあってしまい、葉っぱが全部なくなってしまったのですが、

今年はすでに新しい葉っぱ、そして小さなつぼみもついています。

くちなしの花には、社長の甘酸っぱい青春の思い出があるようで、

きれいな花を咲かせてくれることを心待ちにしているようです♪

いも虫にやられないように注意しながら可愛がっていきたいと思います!

残念ながら、土いじりをしているときの写真は撮れませんでしたが、

新人3人、土まみれになりながら作業をしました!!

先陣をきって動かねばならない!と、気合を入れて作業開始!

それなのにもかかわらず、

「虫が出た!!」「ここに種ってまいたっけ?」「これは?これは?」と、

まったく頼りにならない私。

そのたびに、新人の2人に助けられ、トホホ・・・となるばかり。

ですが、

おいしい野菜を収穫したい気持ちは、だれにも負けません!!

ラフトの中で、一番収穫を待ち望んでいると(自分では)思っています!

すべての植え替え、種まきが終わった時、
社長が記念写真を撮ってくださいました!

記念写真

編集作業中だった原口さんも、一緒ににパチリ。

その時、私は再びやらかしてしまいました。

写真を撮られ慣れていないせいか、あわてて持っていた飲み物を・・・
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決定的瞬間も、写真におさめられてしまいました。

みんなのリアクションがバッチリです!!

きっと今年のトマトは、ポカリの栄養も含んで、元気に育ってくれると思います!


そんなラフト菜園。

夏には収穫祭をする予定です。

おいしい野菜ができることを祈って・・・。

私も、植物たちに負けないよう、強く、へこたれず、

オフィスラフトで成長していきたいと思います。


akane♪


 

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